Special Thanks
: 今回のGSM携帯電話は日本で使用しているドコモの携帯のFOMAカード(緑)を差し込んで使いました。("World Wing")さらに旅程作りにはかの"ミシュラン"のサイトと"Mappy"のサイトを利用しました。ここで旅程を組み、印刷してもって行くようになってドライブがとてもスムーズになりました。m(__)m
6月14〜15日 パリ〜バルセロナ〜マラガ
6月14日、仕事を少し早く切り上げ19時3分の成田エクスプレスに東京駅から家族3人乗り込みました。送っておいたスーツケースを受け取りエールフランスにチェックインしたあと、空港ガイドに"キッズルーム"を見つけわざわざゲートと反対方向に歩いていきましたが、すでに終了30分前で、早くも掃除中でした。覗いてみたところTVゲーム機数台とちょっとした遊ぶスペースがあるだけで1歳9月の子が遊べるものは少なそうでした。(WEB見ると第2ターミナルのほうがはるかに充実してそうなのが悔しい(>_<) それでもゲートまでの往復結構な距離を喜んで歩いてくれたせいか、夜10時発のAF277便機内では今年もバシネットに入って(ひざをちょっと立てるようでしたが、体重制限はぎりぎりクリア)すぐに寝入ってくれ、私たちは機内食を完食することも眠ることもできました。ありがとう。夜行便のメリットでしょうか、かなりの時間眠ってくれたのでたいした苦労もなく現地時間早朝4時30分頃パリに到着しました。2時間少々の待ち合わせで6時40分発のバルセロナ行き始発便に、多くのスーツ姿のビジネスマンと共に乗り込みます。こうしてカミさんは2度目の、私は初めてのバルセロナに降り立ったのでした。
事前にWEBで調べておいた"空港の荷物預かり所"にほとんどの荷物を預け(行ってみたら見張り付の巨大コインロッカー・ルームで、大型スーツケース2個+αが入り4ユーロでした。)青い空港バスでカタルーニャ広場をめざします。
夕方の便でマラガへ飛ぶ強行スケジュールのためWEB検索で見つけた"コモド・バルセロナ"さんの個人観光ガイドをお願いすることにしました。(現在TOPページにありますように残念ながら04年9月10日まで一時休止中のようです。)親切丁寧にしていただき、結果として大満足な半日を過ごすことができました。あの暑さの中、道に迷いながら子連れベビーカーでグエル公園まで駅から歩いたとしたら・・・(>_<) とても助かりました。
もう一つ、何かと物騒な噂の絶えない当地の詳しい治安情報や、観光スポットの絞込みには"バルセロナ・エッセンシャルズ"さんの豊富な情報を活用させていただきました。ありがとうございます。
まずは地下鉄を使って、お約束の地、”サグラダ・ファミリア”へ向かいます。今回2度目のカミさんは、5年前からの建設の進み具合に感動していました。私も次回は、今日より出来上がっている姿に感激するのでしょうか。
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お約束の地!サグラダ・ファミリア。(下の写真の予定図によると将来はこの4本の塔より倍くらい高い塔が建つらしい)
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将来の完成予定図と徒歩10分程離れたドメネクの作品”サン・パウ病院” (こちらも世界遺産)
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サン・パウ病院からグエル公園へはタクシーを使いました。かなり急な上り坂なので大正解でした。料金も6ユーロちょっとで日本より確かにタクシーはお得ですね。
ガイド氏は当地で建築を勉強しているとのことで、ガウディやドメネクなどの建築物については特に丁寧に、詳細に案内してくれました。
滞在時間は9時間ありましたが充実と共にあっという間に過ぎ、ガイド氏に別れを告げ、カタルーニャ広場近くのバールで、観光客向けの店ではありましたが、初の!タパスセットで昼食をいただき、青い空港バスで空港へ向かいました。
バルセロナ−マラガ間は、"スパン・エアー"を予約してありました。早めの予約だったのでEチケットでなんと大人一人19ユーロ+サービスフィーです。(最後に1週間前にチェックしたときは56ユーロになっていました。)ライアンやイージー・ジェットなどの格安航空会社との価格競争の賜物でしょうか。(このあたりの事情は"Flying Cheap! - ヨーロッパの格安航空会社ガイド"をご覧ください。)そして帰国した現在、全日空と同じスター・アライアンス・メンバーなので、マイル加算を事後申請中です。 (2ヵ月後に確認すると格安運賃にもかかわらず333マイルが加算されていました。)
日本と一緒でEチケット発券機に予約時のクレジットカードを入れるとバゲージタグと搭乗券が出てきます。実に簡単です。
唯一の難点は、安さゆえの経費節約なのか、動き出すのが30分近く遅れさらに離陸もだいぶ待たされたその間、エアコンがきかず、さながら機内がサウナ状態だったことです。暑〜!(>_<)特にアナウンスもなく、それでも皆おとなしく座っていたので慣れているのかもしれません。
ともかくJK677便は地中海に沿って飛び、南国マラガ空港へ到着しました。ここでいつものようにレンタカーをチェックアウトします。今回はWEBでの料金比較の結果、"Europcar"を利用しました。今までの旅でその存在は知っていました(必ず黄色いハーツ、赤いエイビスと並んで緑のカウンタがあった)が、日本での窓口がないので二の足をふんでいました。料金は同じ設定で100ユーロ近く安かったです。今回はスペインなのでVW傘下の"セアト"の車かな、と楽しみにしていましたが、指定の場所には昨年と同じ隣国フランスの"プジョー307HDI"が停まっていました。が、安い分ボロいということも全くなく、貸出し・返却ともスムーズで他社と全く遜色ありませんでした。これからはココがメインかな、と思っています。"TOPページ"では、メーカーとタイアップして割高にはなりますが、最新の車種を指定して借りることもできるようです。
チャイルド・シートもきれいな緑のロゴ入りカバーがついていました。説明書を見て自分で取り付けるのですが、うちの子も気に入ってくれたようでちゃんと座ってくれ、これでまた関門をひとつクリアとなりました。ありがとうね。(^.^)
事前にメールで行き方を問い合わせていたので空港から30分ほどで特に迷わず今日の宿、"パラドール・マラガ・ヒブラルファロ"に着きました。眼下にマラガの町と地中海を見下ろすいい場所にありました。ホテルは街中より郊外や高台などの方が大通りやインターから標識案内もあり、車でもあまり迷わずたどり着けます。
今までの経験談ですが、ヨーロッパの旧市街地は雰囲気がよく、主な観光スポットにも近いので、旧市街のホテル宿泊は子連れだと特に便利なのですが、ご存知のように迷路のような狭い路地や行き止まりも多く、(最近は慣れてきて、というかあきらめの境地)いつも車でたどり着くのは大変です。今回はカサレス・セビリア・コルドバ・アビラが旧市街内のホテルでした。目と鼻の先まで来ていながら狭くて車が通れなかったり、一方通行だったり、はたまた通行止めだったり・・・いずれも道に迷ってしまうのです。
現地で最初の夕食については、考えるところがありました。日本時間にするとすでに夜中の2時、3時。昨年は、ホテルのレストランで済まそうとして(時間を考えてみれば当たり前でしたが)見事に、驚くほど、大泣きされました。それを踏まえて、今年は贅沢ですがルームサービスを利用しました。結果は大成功。ベビーベット(フランスでは有料のホテルもありましたが、スペインでは無料があたりまえのようでした。)ですやすや眠っていてくれました。
6月16日 マラガ〜ミハス〜ロンダ〜カサレス
折りしもこの日は"Euro2004"のスペイン対ギリシャの日でした。予想はしていましたが宿泊地カサレスの村の小さな小さなスペイン広場周辺は、狭い路地でうるさいバイクを乗り回すノーヘルの若者、ベンチで語り合う老人、井戸端会議のママ軍団と走り回る子供達、ざわざわと外まで人が溢れるバール。こんな状況が日が暮れる夜9時過ぎまで続いていました。
この日はグループリーグ初戦で、(大穴ギリシャは後に初優勝することになるので仕方ないのですが)ギリシャと1−1のドロー(予選では2−0で勝っていた)だったので、みんな怒っていたのでしょうか?勝っていたらもっとすごかったのか、どちらでしょう?微妙な感じでしたがお祭り騒ぎには違いありませんでした。。
さて話を朝に戻しまして・・・
パラドールの地中海を見下ろすテラスで朝食をとり、ミハスまで小1時間のドライブに出発します。(先輩方のサイトを拝見してバールでの安くておいしい朝食にもチャレンジしようと思ってやって来ましたが、わが子はパラドールの朝食をよく食べてくれたので後半はすっかりお世話なることになります。)
標識に従って迷うこともなく有名な白い村”ミハス”に着きました。駐車場は、メイン通りから村の突き当りを左折して急坂を下った所に立体駐車場の入り口があります。最上階がメイン通りの高さです。散策を始めると、とっ突然わが子が白馬の馬車を指差し”のんの〜”と言い出しました。先に地理感を掴もうとやりすごすと、振り返って大声で騒ぎ始めました。
わが子はもうニコニコ(^^♪ で・・・この村の地理は馬車の上から学んだのでした。
ツアーのパンフレットによく載っている写真の場所などを見つけた後、はるか地中海を望む高台の公園をみつけました。早速わが子は遊具へ向かいます。(^^)
このあと遅めのランチをとり、ミハスを後にした私達はロンダに立ち寄り、お祭り騒ぎ真っ只中のカサレスのスペイン広場へ車を乗り付けてしまうのでした。Uターンしてちょっと路駐している間に徒歩で"ホテル・カサレス"へ向かうことになりました。フロントで聞くと駐車場は村の上を通る街道沿いにありました。そこから急坂を下るとホテルまで200mくらいでしょうか。(近いけどすごく急です、荷物は最小限に分けて置いたほうが賢明です。)”CASARES”の標識につられて村に入って行ってはいけなかったのでした。
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ロンダの新橋と崖の上に建つパラドール・ロンダ。
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カサレスの街道沿いの駐車場。ここから急坂を下る。
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翌朝、高台のお城跡まで3人であんよでお散歩しました。今日も天気がよく、遠く英領ジブラルタル、アフリカまでかすんで見えました。
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その街中へ降りる急坂。そして城跡から遠くジブラルタル、アフリカ大陸を望む。
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朝日を浴びて輝く白い村カサレス。
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6月17日 カサレス〜英領ジブラルタル〜セビリア
天気がとてもよかったのでアフリカ大陸をもっと間近で見たくなり、久々の国境越えをして英国領ジブラルタルに向かうことにしました。国境は免税のジブラルタルに向かう車で渋滞していました。車をスペイン側に置いて歩いて行く人も多いようです。(あとでわかりましたが、帰りの国境も免税範囲(近所のスペイン人はタバコなんかを買いに行くようです。)を超えていないかのチェックで車はかなり待たされます。トランクを開けさせられているのを見て、かつての東欧ドライブを思い出しましたが、日本のパスポートは表紙を見ただけでパスできました。)
街中は狭い植民地のため、道は狭いしごちゃごちゃしていて、まるで香港のようでした。言語がすっかり英語なのは新鮮でした。
幼児連れの鉄則で町から離れたくなかったので、ターリク山行きロープウェイの駐車場でしばらくぐるぐる周って空き場所を探しました。そしてロープウェイで上ってみました。
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スペイン−ジブラルタル国境とターリク山から見たスペイン側。(なんと英国領内に滑走路まである!!)
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ユニオンジャックがたなびく山頂。そしてすぐそこにあるアフリカ大陸。
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セビリアに近づいていくと、この時期このあたりの名物、広大なひまわり畑があちこちに現れます。すぐにインターがあったので高速を降りてひまわりに近づいてみました。
よくばり観光+子連れ+旧市街で道に迷う、のでホテルへの到着はいつも19時位になってしまうのですが、昨年のフランス旅行と同様、この時期のヨーロッパは、サマータイムのおかげもあって21時過ぎまで明るいので、夕飯のレストラン探しもちょっとした観光を兼ねて十分できてしまうのです。
今日はWEBで予約したセビリア旧市街の旧ユダヤ人街、サンタ・クルスにある "Hotel Alcantara" に泊まります。このホテルは施設も新しくスタッフもとても親切で自信をもってお勧めできます。出発前に自動車でのアクセスについて何度もメールで問い合わせましたがその都度海外からとしては驚くほど早く返信をいただくことができました。
サンタ・クルス街は幅が1mにも満たないような小道が迷路のようにつながっている地区なので予想した通り、車では行けなかったのですが大通りからすぐの地下駐車場に車を停め、そこから徒歩2〜3分の距離で、旧市街中心のヒラルダの塔にも徒歩5分ぐらいのちょうどいい場所でした。さすがフラメンコの本場!入り口の脇にはタブラオもあります。
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三大聖堂の一つ、セビリア大聖堂とランドマークたる ”ヒラルダの塔”
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夕飯は、わが子が抱っこ虫になってしかも座らせてくれなかった(^_^;)のでバールのカウンターで立ち食い&飲みになりましたがそれはそれで楽しく、抱っこ紐は重かったのですが2軒をはしごしてしまいました。
6月18日 セビリア〜カルモナ〜コルドバ
翌日は朝食をバールでいただき、川沿いをお散歩した後、大聖堂の中とヒラルダの塔を観光しました。
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昨晩とはうって変わってご機嫌にヒラルダの塔を登って行くわが子(^^♪ そして塔から見た闘牛場。
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お昼は日本のガイドブックに頼らず、外国人が多く入っているバールにあたりをつけて入ってみました。。。結果大成功!(^^)! どうやらフランスのガイドブックに載っているのか、フランス人が多かった様です。スペイン料理なんですが、味が濃くなくフランス料理っぽい味付けでとてもおいしかったです。
"las escobas" 住所: Alvarez Quintero, 62 (カテドラルのそばです)
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とてもおいしかったお昼のバール "las escobas"。そしてカルモナ付近の広大なひまわり畑。
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セビリアの街に別れを告げ、途中カルモナ付近の広大な↑ひまわり畑↑に立ち寄り、例によって少々道に迷って今日はコルドバの旧市街どまんなか、メスキータ(回教寺院)に面する "Hotel Maimonides"に到着しました。ここは住民以外通行止めの標識のある道を通ってホテル地下の駐車場にアクセスでした。
道に迷って苦労する分、ここも抜群のロケーションでした。何と言ってもメスキータが目の前で近すぎて困る(笑)ほどです。いろいろな予約サイトが検索でひっかかりますが、上記の直接リンクからの予約が価格も圧倒的に安かったです。ロケーションと価格からここもお勧めホテルです。なおここでは無線LANによるブロードバンド接続を利用しました。(フロントでプリペイドのIDとパスワードをもらいます。)
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コルドバのメスキータ(回教寺院)に到着。部屋の正面で通りからも見えすぎ?
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夜は、わが子もご機嫌だったので念願のフラメンコを鑑賞することができました。価格も本場セビリヤより割安だったような気がします。(1ドリンク付で17ユーロ)
6月19日 コルドバ〜グラナダ
コルドバの観光スポットといえば回教寺院”メスキータ”と”花の小径”でしょうか、メスキータから徒歩5,6分の距離です。
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メスキータ(回教寺院)の内部。一番古い部分は石を組んでできています。
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観光スポット”花の小径”ちょっと怪しい”井戸”もある。
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最後に持ち帰るワイン6本とオリーブオイルを買い、積み込んでグラナダへ向け出発しました。
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グラナダに近づくとシエラ・ネバダの山並みも見えてきます。
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今日の宿はアルハンブラの敷地内にあるパラドール・グラナダなので、途中のゲートから先は宿泊者のみ車両通行可能になります。ちょっとだけ優越感・・・(でも結局アルハンブラ・バスのバス停までは歩きだったし・・・宮殿入場のチケット売り場までも歩きなので・・・)
このパラドールは部屋数が少ないのでいつも満室表示になっているのですが、私はパラドールのウェブサイトで何回か挑戦していたある日偶然に予約できたのです。チャックインの時、前にいたアメリカ人家族は、代理店経由で予約して支払いもしてきたと言っていましたが予約が入っておらず、長いこと”どうしたらいいんだ?”と食い下がっていましたが空き室自体がないのでどうにもならず、結局探してもらったアルハンブラ・パレスへ移動することにしたようです。
前にも書きましたがホテルは”そのホテルのWEB”を探し出して直接予約した方が”確実”、”安いことが多い”そして”海側・町側などの指定ができたりする”のでお勧めです。スペインに関してはホテルへの直接リンク集として、こちらの "HotelSearch.com"をお勧めしておきます。
ともかくその人の後やっとチェックインできた私たちは、ベビーベッドの到着を部屋で待ち、(運んできたおばさんはわが子を見るなり”投げキッスの嵐”攻撃をしてきました(^^) 夕暮れ〜ライトアップされたアルハンブラ宮殿を見るべく、バスでアルバイシンの丘へ向かいました。バスは狭く急な坂をぐんぐん上り、着いてみるとすごい賑わいです。(歩いたり、車で行ったりしなくて大正解でした)
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夕暮れから夜のアルハンブラ。つい長居してしまいました。
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6月20日 グラナダ〜コンスエグラ〜トレド
翌日は朝食をパラドールでいただき(朝の静かなアルハンブラ内のテラスでいただく朝食はとても素敵な癒されるものでした。)一番で予約してあった今回の旅のハイライトの一つ”アルハンブラ宮殿”見学へ向かいました。
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宮殿側から見た城壁も残るアルバイシン地区。右は昨日の広場。
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今日は今回の旅最大の移動日なので名残惜しいのですが、グラナダを後にして途中ラ・マンチャのコンスエグラの風車に寄り、世界遺産トレドの町まで高速道路で一気に移動します。
今日も宿泊はパラドールです。ここはトレドの町を見下ろす郊外の高台なので車でのアクセスも難しくありません。特徴的な美しい外観を持っています。そしてWEBで予約した "With View" の部屋からの眺めは!!!\(^o^)/
6月21日 トレド〜アビラ
今日はアヴィラまで近いのでゆっくり過ごせます。ホテル前の大通りにバスが1時間1本あるそうですが大きな地下駐車場を教えてもらったので車で旧市街へ向かいました。無事車を停めて何本ものエスカレーターを乗り継いで旧市街へ。まずは”カテドラル”へ。向かいの売店で切符を買って入ります。
広いカテドラルを一回りしたらお腹が空いてきました。(^_^)日本のガイドブック(歩き方など)にはトレドのレストラン情報が乏しかったので自分たちでちょっと開拓してみました。で、欧米人で賑わうレストラン "Restaurante Palacios"を偶然見つけることができました。住所は Alfonso X El Sabio, 3 カテドラルの近くです。料理はとてもおいしく、混んでいるのですがお店の人も親切でぜひ帰ったら紹介しようと思いました。帰り際よーく見たら外に例のフランスのガイドブック "Le Guide du routard" でお勧めになっていると書いてありました。混んでいるわけです。
どうしても食事時間が長くなってしまう我が家ですが!(^^)! そろそろトレドにもお別れしなければなりません。地下駐車場の上にあった公園の遊具で遊んだ後、最後の宿泊地アヴィラに向け出発しました。
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坂を下って城壁の外へ。右はスペインのパーキングチケット販売機。(好きな時間分のコインを入れて緑のボタンを押す)
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トレドからアビラへは高速道路がなく高地へ向かうため道もカーブが多く直線距離は短いのですが思ったより時間がかかりました。途中だんだん高原のような雰囲気になり、あれがアビラ牛なのか広大な牧場もありました。そして世界遺産の城壁に囲まれたアヴィラでもパラドールを予約してありました。この町は大々的に観光地化されていなかった分全般に物価が安かったので居心地よかったです。そしてパラドールの真ん前には公園・・・スペインは案外公園が多かったように思います。ただ日中は日差しが強く暑いので耐え難いのですが。
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城壁に囲まれたアヴィラに到着。着くなり公園へ・・(笑)
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夜は当地のアビラ牛をいただきました。安くておいしかったです。夜になってすっかり静かになったメイン通りで明日の買い物を下見しつつ部屋に戻り、そのあと深夜まで荷造りに追われました。
6月22日 アビラ〜セゴビア〜マドリッド・バラハス空港
とうとう最終日になりました。まずはカテドラルを見学して、昨晩下見しておいた買い物を済ませ、早々に最後の訪問地、セゴビアへ向かいました。
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城壁の外からアビラ旧市街を望むビュースポット "CUATRO POSTES" にて。 |
セゴビアは市街地中心のメイン通りの下が地下駐車場になっていました。車を停めて地上に出て5分も歩くと世界遺産の”水道橋”が見えてきます。
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セゴビアのメイン通り。(写真左)この下が駐車場になっています。そして振り返ると”水道橋”。
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水道橋についたところで早速お昼ごはんにすることにしました。ご当地名物”子豚の丸焼”をいただきました。みんな同じものを食べるのでどんどん運ばれてきてその場で切り分けています。(苦手な方、ゴメンなさい)
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水道橋と名物”子豚の丸焼” (苦手な方、ゴメンなさい)
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丸焼きは、とってもやわらかい鳥のささ身のようでした。おいしくゆっくり最後の時間を楽しんでいる間にわが子はお隣のスペインの男の子に早くも求愛されていたりして(*^_^*)・・・あっという間に空港へ向かう時間になってしまいました。お隣さんに聞いたところ夕方は混むから2時間半見たほうがいいと言われ、あわててお別れしてマドリッド・バラハス空港へ向け出発しました。
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一緒に遊んだマリオ君(1歳)最後は早くも求愛!?のポーズ (*^_^*)
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やさしそうなマリオ君のパパ。 "Asta lavista!"
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首都に近づき、高速道路も車線が増えてきました。最後の給油。軽油は、0.752 euro / Literでした。
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お蔭様で今回も事故・トラブルなく無事空港までたどり着くことができました。唯一、トレドのパラドールにスーツケースのスペアキーを忘れてくる、という失敗がありましたが帰国後10日程して書留郵便で受け取ることができました。Gracious.
マドリッド19時25分発のフライトでパリを経由して(TVの前は相変わらずEuro2004のフランス戦を見る人でごった返していた)私たちは例によって23時25分発の東京行きAF278の夜行便に乗り込みました。機内食を食べ終わるとわが子共々、気が抜けたのか成田近くまでぐっすりよく眠ってしまったのでした。
去年フランスから帰った後フランス(特に田舎)にはまた行きたい、と思いましたが、スペインはさらにいい所だと感じました。人々の親切さが心に残っています。(特に観光地にありがちな)アジア人をちょっと馬鹿にしたような空気が全くと言っていいほど感じられませんでした。それどころか道に迷ったりしていると言葉が通じなくてもみんなわざわざ車を停めて声をかけてくれます。ぜひまた訪れたい国です・・・そしてその時サグラダファミリアはどのくらい出来上がっているのでしょうか?またいつの日か・・・Asta lavista!