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人目の訪問者です。 |
日付 | 宿泊地 | 経由地 |
---|---|---|
1999.02.15 | Inflight (CX289) | Hong Kong |
1999.02.16 | Nürburg Ring | Frankfurt a.m., Wiesbaden, Mainz, Koblenz |
1999.02.17 | Emden | Dusseldorf, Bourtrange(NL) |
1999.02.18 | Eicklingen | Emden, Celle |
1999.02.19 | Trendelburg | Wolfsburg |
1999.02.20 | Züschen | Kassel |
1999.02.21 | Inflight (CX288) | Frankfurt a.m. |
Special Thanks : ドイツの道路標識や交通法規は、Bridgestoneのサイトで勉強させて頂きました。 ありがとうございました。_(._.)_
フランクフルト上空から見ると、なんと地表には雪が!!! しかも6時だというのに真っ暗。隣の席のドイツ人に聞くと、8時位まで暗いとのこと。何はともかくCX289便は、定刻に無事着陸しました。外国での運転は初めてなので明るくなるまで待つことにしました。その間にメールのチェックをしようとしましたが、公衆電話が見つかりませんでした。出発前の情報ではフランクフルト空港には、モジュラー付の公衆電話があるはずなのに〜!(T_T) 途中香港の新空港ですでに海外からの旅先通信は成功したからよしとしよう。(^。^)
いよいよ7時になり明るくなってきたのでAVISのカウンターへ行き、チェックアウトです。今回はAVISとHERTZを比較して、レンタル料金が安くてCDW(車両保険のようなもの)の免責額の少なさで前者を選択しましたが、もし乗り捨てをするならば1999年2月現在ハーツのほうが安くなりました。いずれも日本から利用48時間前までに予約をした時に適用される割引料金での比較です。予約先を書いておきます。
エイビス 0120−311911 ハーツ 0120−489882
まずは緊張しながらもフランクフルト市内のミニカー屋さんにパサートを買いに出発しました。最初はとても緊張しました。初めて免許を取って一人で運転した時を思い出しました。フランクフルト市内は、平日の朝にもかかわらず渋滞はほとんどありませんでした。
朝のフランクフルト市内でトラムと交差。無事、パサートバリアントとNEWビートルのミニカーをGetできたので、一般道で古城がたくさんあるライン川沿いを走って今日の目的地ニュルブルクリンクサーキットをめざし走ります。この辺りはライン川の景観を損なわぬよう、リューデスハイムからコブレンツまで75Kmにわたって橋が1つもありません。対岸へはフェリーで渡ります。(このあたりのことは”パサートの本”にも載ってましたね。)
私も途中で"Fähre Kaub/Rhein"というフェリーで対岸のカウブという町まで渡ってみました。料金は 5 DMです。そして前にはパサートバリアント!(^^)/~~~
川の中州のあるお城。前にはB4パサート・バリアント。
ライン川とモーゼル川の合流点”ドイツの角”のあるコブレンツでランチをとり、出発するころには運転にもだいぶ慣れてきたのですが、ニュルブルクの丘陵地帯に入るにつれ雪が道路脇に残っていました。慎重に1時間半ほど走り続けてやっとニュルブルクリンクサーキットに着きましたがあたりはもう真っ暗、ニュルブルクの村で宿を探すことにしました。さすがにサーキットの村、ホテルのレストランにはドライバーの写真やサインがいっぱいです。シューマッハーのもありました。
ニュルブルクのホテルにて。部屋も、ジャーナリストなんかがよく泊まるのでしょうか、ドイツ式TAE-Nのモジュラージャックが3つも挿せる様になっていましたので快適にインターネットに接続できました。
"Hotel am Tiergarten"からの旅先通信風景。翌日朝起きてびっくり!窓の外は真っ白。大雪です。 この頃はバイエルン州でも大雪で空港が閉鎖されたとTVニュースで見ました。スイスのスキー場なども麓の町が孤立して物資やお客さんはヘリで運ばれたそうです。
夢のニュルブルクリンクまで来ましたがサーキット走行は積雪のため次回におあずけ。残念!!ホテルで一番安全そうな道を教えてもらって、いざノーマルタイヤで出発です。トラックがゆっくり走っていたのでなんとか丘をおりてアウトバーンA1号線にたどり着けました。
はじめてのアウトバーン体験ですが、私のレンタカーはVW POLO 1.0(1Lしかないとは、後でボンネットあけてわかったのですが、、、)だったのでもうほとんどトラックを追い越すときしか追越し車線には出られませんでした。都市に近づくと120K〜100K位の制限がありますが、郊外にでるとしばしば速度無制限区間になります。ここでの追越し車線の流れは多分170Km/h位でしょうか。あまりメチャ飛ばしている車は見かけませんでした。追い越しが終わるとすぐに右の車線に必ず戻ります。前がいなければ180Km/hでも一番右を走ります。またトラックも決して追越し車線にはでてきません。(トラックは常時100K制限だったと思います。)なるべく中央寄りの車線を空けておくというマナーのよさ、これによって速度無制限が可能になるのですね。
下の写真でも一番内側の車線があいているのがおわかりになると思います。
アウトバーンA8号とめちゃ空きのエムデンへ続くA31号線。途中、アウトバーンA31号線は一般道になり(市街地は50Kそれ以外は100K制限)再びアウトバーンになります。このあたりまでくると道はガラガラでした。こんな所を走っていると1.0のエンジンが悲しい (;_;)ひたすら130Km /h(でもかなり全開)で走り続けました。
Dörpenというところでアウトバーンをおり、オランダとの国境へむかってみました。国境にはゲートも何もなく、ただドイツ側にパトカーが1台いただけです。何ともあっさり国境を越えてしまいました。オランダに入ったとたん、お約束の風車とハネ橋に出会うことができました。
オランダまで600mの標識ととたんに現れたハネ橋。
お約束の風車を見て再び高速道路上の国境を通過。2時間ちょっとの滞在でオランダを後にして高速道路で再びドイツへ戻ります。高速道路上の国境にも同様にゲートも何もなくただ標識があるだけでした。この先途中あられが降ったりの荒天の中アウトバーンをひた走り、VWエムデン工場をめざしました。エムデンに夕方到着できたので、一度工場に行って明日の見学について確認してから宿を探すことにしました。今夜のホテルはデジタル交換機のため旅先通信はできません。あす以降に望みを託して眠りにつくことにしました。
港町エムデン到着。
翌日メールチェックのためエムデン市内のドイツテレコムのショールームへ行き、電話線を貸して頂きました。Danke!!です。
エムデンのドイツテレコムから旅先通信。午後はいよいよエムデン工場ファクトリーツアーです。中は残念ながら撮影できませんでしたが、初めてみた現代の自動車工場はかなり自動化されており、感動しました。日本、英国向け(RHD)もLHDと同じラインを流れて作られています。いっしょにまわったブレーメンから来たという子供連れの家族もパサートバリアントTDIをオーダーしたので見に来た、と言ってました。
パサートが作られているVWエムデン工場。パサートが出迎えてくれます。午後3時半に明日の目的地VW本拠地ウォルフスブルグへむけてエムデンを後にしました。アウトバーンにのってすぐ、NEWビートルを積んだ積載車を見つけました。
Der Neu Beetle!アウトバーンA31でリール、A28でブレーメン、A27からR214のかわいらしい町ツェレを経由して夜7時Eicklingenという村のホテルにチェックインしました。残念ながらここも昨晩と同じドイツテレコム製のデジタル電話システム(ラインに高電流が流れているためモデムが壊れてしまう。)だったので通信できませんでした。アメリカ系などの一流ホテルじゃないとまだまだモデムで通信するのは難しいようです。
朝霧がたちこめる林を抜けて、ウォルフスブルグへ移動します。ここはさすがに本拠地だけあって見学者用の駐車場があり、エスカレーター付の地下道を通って待合室へ行くようになっています。エムデンと違いツアーが始まる午後1時には50人位の人がいました。ほとんどがドイツ語ツアーでしたが、7,8人は英語を選びましたので旅行者のようです。まずはプロモーション映画を見てからトロッコのような車に乗ってほとんどすべての工程を見ることができます。がんばって交渉しましたが残念ながら内部の撮影は一切できませんでした。広報の許可が必要だそうです。
VWの総本山ウォルフスブルグ工場のトレードマーク”4本煙突”ここの工場では、ゴルフ4、ボーラとそのバリアントが造られています。おもしろいのは、ゴルフにもボーラにもバリアントがあるということです。これらは先日ジュネーブショーで発表されたようです。詳しくはこちらをご覧下さい。やっぱり日本にはゴルフワゴンのほうが輸入されるのでしょうね。
このあとVWミュージアムによってから日本でも有名なトレンデルブルグの古城ホテルへ移動しました。ミュージアムでは歴代VW車を見ることができます。
トレンデルブルグの古城ホテル
夜になるといい感じになるレストラン。そしてこのあたりの一般道(100k制限)ここは古城というだけあって、電話もダイヤル式でモジュラージャックなどありませんでした。壁のローゼットもベットの向こうで、ミノムシもできそうにないのであきらめて寝ました。(TVもない!!)その割りに有名なせいか値段が高いです。
翌日はカッセル市内を歩いて見学しました。ここも歩道に雪が残っていて、寒いし大変でした。途中今回唯一、日本人とすれ違い久々に日本語で会話できてなんか嬉しかったです。
カッセル近郊の木組みの家。そしてトラムの走るカッセル市内へ。いよいよ最後の晩になってしまいました。もう通信はあきらめて、フランクフルトに近いツーシェンという村の古城ホテルに泊まることにしました。結構クラシカルな重厚感って好きなんですよね。
こちらはリーズナブルなお値段でした。ただし夜間にたどり着くのはかなり困難。(真っ暗)
またしても朝霧のたちこめる美しい風景を目に焼き付けながらフランクフルト空港まで最後のドライブを楽しみました。そして私を乗せたCX288便は、定刻の午後2時にドイツを離れ、香港へむけてゆるやかに高度をあげていきました。