中田引退、昨晩は世界中のネット上をかけめぐったことでしょう。
なんとも彼には不完全燃焼な終わり方で残念で悔しいことと思います。
かつて中田在籍時にベルマーレ平塚の観戦に数回行ったことがあります。
いろいろな話を聞きました。ベルマーレが一番条件がよかったから契約した、
(練習でも何でも自分の好きにやっていい)とか。
その時はまさか世界に出て行くほどになるとは思いませんでした。
自分自身、ブログの内容を見てもわかるようにヨーロッパが好きで、
現地のホテルでは夜TVをつけると国ごとのリーグ戦を中継していた
のを思い出します。
サッカー素人でもわかりました、レベルの違い・・・
それから10年、やっぱりワールドカップを見ていると思います、
相変わらずゲームを見る限りレベルが違う・・・
でも最近の若者の世代は、日本選手も相手がいない場合の個人技は
世界に通用するらしい・・・しかし相手がいてプレスされると全く
実力を発揮できない・・・まぁそういうのは実力と言いませんけどね。
よく批判されているが国歌も歌わないようでは(そういう教育をされたのだが)
国の代表はつとまらないのではと思われます。
最近の風潮がバカにしていることが実はやっぱり大事なんだと再認識させられた
ワールドカップです。
で、中田ですが彼も若者なのでいろいろ批判はされていますがやっぱり
カッコイイのではと思います。イタリアでプレーしてイタリア語で
インタビューに答える。欧米人ならわりとあたりまえですが、そんなことできた
日本人はそういません。欧州でプレーし、欧州人と対等に付き合って
いると思えるのは現役ではあと佐藤琢磨くらいでしょうか?
よかれと思って”向こう”式の考えを持ち込んだ彼ですが、”俺は個人競技の
ほうが向いていたのかもしれない”という一言に彼の苦悩がよく現れていて、
それについていかなかった(いけなかった)日本の若者が残念でなりません。
今後彼は1ヶ月ほど欧州を旅した後、ハーバードでMBAを取得する計画らしい。
どこまでも志の高い男である。